不眠・不安をやわらげる「香りとツボ」のセルフケア

夜、気持ちが落ち着かず眠れない…。
そんなとき、香りとツボの力を借りてみませんか?
薬膳では、不眠や不安は「気(エネルギー)」や「痰(たまった水分)」の巡りが滞ることで起こると考えます。
このタイプの不調を「胆鬱(たんうつ)」といい、ストレスや考えすぎ、緊張から起こりやすい状態です。
🌿 ジャスミンの香りで心をゆるめる
ジャスミン(茉莉花)は「疏肝解鬱(そかんげうつ)」といい、
滞った気をやさしく流してくれる香りです。
心のこわばりをほぐし、不安で眠れない夜にぴったり。
お湯を注いで香りを吸い込むだけでも、自律神経が落ち着いていきます。
🌙 ツボで気とめぐりを整える
不眠や不安を感じるときにおすすめのツボは「陽陵泉(ようりょうせん)」と「豊隆(ほうりゅう)」。
- 陽陵泉(足の少陽 胆経)
気の流れを整え、ストレスでこわばった体をゆるめます。 - 豊隆(足の陽明 胃経)
痰や重だるさを取り、心と体を軽くします。
この2つを同時に刺激すると、気の停滞と痰の滞りを取り除き、
心身のバランスが自然と整っていきます。
🌼 おすすめの組み合わせ
ジャスミンティーを飲みながら「陽陵泉」と「豊隆」をやさしく押すセルフケア。
香りとツボの相乗効果で、心と体がゆっくりと落ち着いていくのを感じられます。
体の内から食で、外からツボで整えましょう。

