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【吉川市・夏バテ】暑くて汗をかいた日にスイカ|東洋医学で考える食べ方と目安量

暑い日に汗をかいて、のどがカラカラになっていませんか?

真夏の外出。

炎天下での移動。

暑い場所で長時間過ごした日。

「汗をたくさんかいた」

「身体がほてっている」

「のどがカラカラに渇く」

「帰る頃にはぐったりしている」

そんな日はありませんか?

今回ご紹介するのは、そんな夏の日の食養生として取り入れたい「スイカ」です。

ただし、

「夏だからスイカを食べましょう」

という単純な話ではありません。

今回スイカを選んだのは、暑い季節の食材だからではなく、今の身体の状態とスイカの性質がつながっているからです。

今回は「暑さにやられる夏バテタイプ」

東洋医学では、同じ「夏バテ」でも、身体の状態を一つにまとめて考えません。

今回取り上げているのは、

暑熱証(しょねつしょう)

という状態です。

一般の方には、

「暑さにやられる夏バテタイプ」

と考えていただくと分かりやすいでしょう。

強い暑さを長時間受ける
↓
身体に熱がこもる
↓
汗をたくさんかく
↓
のどが渇く
↓
ぐったりする

今回の食養生では、この流れを見ています。

そのため、

「疲れたから、とにかく栄養のあるものを食べる」

だけではなく、

暑さでこもった熱と、汗などで失いやすい潤いの両方を見る

というのがポイントです。

なぜ今回の夏バテに「スイカ」なの?

今回の食養生の方向性は、

清熱解暑(せいねつげしょ)・生津止渇(しょうしんしかつ)

です。

難しい言葉ですが、一般向けに言い換えると、

暑さによってこもった熱を冷まし、失いやすい潤いを補う方向から考える

ということです。

今回の流れを整理すると、

暑熱証
↓
熱がこもる・汗をかく・のどが渇く
↓
清暑解熱
↓
食養生では清熱解暑・生津止渇
↓
スイカ

となります。

これが、今回スイカを選んだ理由です。

「夏に食べるものだから」ではありません。

「今回の身体の状態だから、スイカを選んでいる」

というところが大切です。

薬膳で見るスイカの性質

薬膳では、スイカは次のように考えます。

体質:陰虚・水毒・陽熱
五性:寒
五味:甘
帰経:心・胃・腎

主な作用として、

ほてり・むくみ・のどの渇き・食欲不振・夏バテ・熱中症予防

があります。

ここで今回特に注目するのが、**「寒」**という性質です。

薬膳でいう「寒」は、単に冷蔵庫で冷えているという意味ではありません。

食材そのものが持つ性質として、今回のように身体に熱がこもっている状態に合わせて考えることがポイントです。

だからこそ、暑さを受けてほてりやのどの渇きが目立つ今回の身体の状態と、スイカをつなげています。

スイカはどのくらい食べる?

今回の目安は、

1回100〜200g程度

です。

小さめに切ったスイカなら、2〜3切れ程度を一つの目安にします。

ポイントは、

「身体にいいから、たくさん食べる」ではないこと。

今回のスイカは、暑さやのどの渇きを感じるときに適量を取り入れる食養生として考えています。

一度に大量に食べる必要はありません。

薬膳は、一つの食材をたくさん食べればよいというものではなく、そのときの身体の状態に合わせて取り入れることを大切にします。

いつ食べるのがおすすめ?

今回おすすめする場面は、

日中〜夕方。

特に、

暑い場所で過ごしたあと、汗をかいて身体のほてりやのどの渇きを感じるとき

です。

例えば、

真夏に外出したあと。

屋外で長時間過ごしたあと。

暑い環境で仕事をしたあと。

そんなときの食養生として取り入れます。

「○時に食べるとよい」という決め方ではなく、

時計ではなく、暑さを受けた身体の状態を見る

という考え方です。

冷たいスイカほどいいわけではありません

ここは注意したいところです。

スイカは**「寒性」**の食材です。

そのため今回避けたいのは、

冷蔵庫から出した非常に冷たいスイカを、一度に大量に食べること。

「身体が熱いから、キンキンに冷えたものをたくさん食べればいい」

という考え方ではありません。

スイカそのものに寒性という性質があるため、冷やしすぎ+食べすぎにならないようにします。

普段から冷えやすい人は量に注意

もう一つ大切なのが、その人自身の身体の状態です。

今回のスイカは、

「暑さで身体に熱がこもっている」

という状態から選んでいます。

一方で、スイカは寒性です。

そのため、普段から身体が冷えやすい方や胃腸が弱い方は、食べる量に注意します。

「スイカは身体にいいから、誰でもたくさん食べればいい」

ということではありません。

食材だけを見るのではなく、

「今の自分の身体はどういう状態なのか?」

を見ることが、東洋医学の食養生では大切です。

夏バテだからスイカ、ではありません

今回、一番覚えていただきたいのはここです。

夏バテ=スイカ

と暗記することではありません。

今回の考え方は、

強い暑さを受けた
↓
身体に熱がこもった
↓
汗をたくさんかいた
↓
のどが渇いた
↓
ぐったりしてきた
↓
だから今回の食養生としてスイカを考える

という流れです。

同じ「夏バテ」という症状名でも、身体の状態が違えば、食養生の考え方も変わります。

食材の名前から身体を見るのではなく、

身体の状態から食材を選ぶ。

これが今回お伝えしたい、身体の見方です。

ツボと食事を合わせて考えることも大切です

今回の「暑さにやられる夏バテタイプ」では、食養生としてスイカをご紹介しました。

一方で、身体の外から行うセルフケアとして、肘のツボ**「曲池(きょくち)」**もあります。

曲池は、今回のように暑さによって身体に熱がこもっている状態に対して、外から整えるセルフケアとして考えます。

そしてスイカは、食事という内側からの養生です。

つまり、

外からはツボ。
内からは食養生。

どちらか一つだけを見るのではなく、同じ身体の状態を外と内の両方から考えることがポイントです。

暑さに振り回されず、今日やりたいことを続けるために

食養生の目的は、

スイカを食べることそのものではありません。

暑い日になるたびにぐったりする。

外出した日は帰宅後に何もできない。

暑さが怖くて、やりたいことまで控えてしまう。

そんなふうに夏の暑さに毎日の生活を振り回されるのではなく、

自分の身体の状態に気づき、その日に合った養生を選べること。

暑さを受けた日は無理をせず休みながら、必要に応じて食事やセルフケアも取り入れていく。

その積み重ねで、

暑さに振り回されず、今日やりたいことを無理なく続けられる生活を目指していきましょう。

夏の不調を繰り返している方へ

同じ夏バテでも、身体の状態は一人ひとり違います。

暑さで熱がこもっている方もいれば、胃腸が弱って食べられなくなる方、汗をかいて消耗しやすい方もいます。

だからこそ、食材の名前だけで考えるのではなく、

「なぜ今、この身体の状態になっているのか」

を見ることが大切です。

食養生やセルフケアを続けても夏の不調を繰り返す場合は、身体全体の状態を見直すことも選択肢の一つです。

吉川市の治療院江口では、症状名だけで身体を決めつけず、お一人おひとりの身体全体の状態を確認しながら考えていきます。

気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。