梅雨前に整える、“湿気に負けない体”のつくり方
はじめに
「最近、なんとなくだるい」「足がむくむ」「胃が重い」――それ、湿気のせいかもしれません。
梅雨に入ると、体調が崩れやすくなる方が多く見られます。
東洋医学ではこの“湿気”を「湿邪(しつじゃ)」と呼び、体にさまざまな不調を引き起こすと考えられています。
東洋医学では「湿」は“重だるさ”の原因
湿邪は、体の中に余分な水分が溜まることで起こります。
特に「脾(ひ)」という消化吸収を司るシステムが弱っていると、湿邪をさばききれず、だるさ・むくみ・食欲不振などの症状が出やすくなります。
自宅でできる対策法2選
1. 白湯を飲んで胃腸を温める
冷たい飲み物は内臓を冷やし、湿気をため込みやすくします。
朝一杯の白湯で、消化力を高めましょう。
2. ツボ押し:陰陵泉・足三里
- 陰陵泉(いんりょうせん):膝の内側、骨の際にあります。 水分代謝を助けるツボ。
- 足三里(あしさんり):膝のお皿の外下あたりにある、体力を補い胃腸を整えるツボ。
こんな症状の方は要注意
- 朝がつらくて起きられない
- 食欲がないのにお腹が張る
- 下半身が冷える・むくむ
これらは、体に湿が溜まっているサインかもしれません。
まとめ
梅雨は体にとって試練の季節。
ツボを活用して、「湿に負けない体づくり」を始めてみませんか?
ご自宅でできるセルフケアに加え、気になる症状があればいつでもご相談ください。