花粉症の季節に東洋医学でできるセルフケア
春の訪れとともに、暖かい日差しや花の香りが嬉しい季節になってきましたね。
ですが、この時期になると「目のかゆみ」「鼻水」「くしゃみ」などの花粉症の症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
花粉症と東洋医学の考え方
西洋医学では、花粉症はアレルギー反応のひとつとして捉えられていますが、東洋医学では「体のバランスの乱れ」や「免疫力の低下」が関係していると考えます。
特に春は「肝(かん)」の働きが活発になる時期。
この「肝」はストレスと深い関係があり、過剰に働きすぎると目のかゆみや頭痛、イライラ感など、花粉症の症状ともリンクしやすくなります。
花粉症対策におすすめのツボ
セルフケアとして、おうちでも簡単に押せるツボをご紹介します。
1. 迎香(げいこう)

小鼻の両脇にあるくぼみの部分。鼻づまりや鼻水を和らげる効果があります。
👉指の腹で優しく3〜5秒押して、ゆっくり離すのを数回繰り返しましょう。
2. 印堂(いんどう)

眉と眉の間にあるツボで、鼻の不快感や目の疲れに効果的です。
👉リラックスした呼吸で、やさしく円を描くように刺激してみてください。
3. 合谷(ごうこく)

手の甲、親指と人差し指の骨が交わるところにあるツボ。免疫力アップにも◎。
👉片手で反対側の合谷をじっくり押して、深呼吸しながら5〜10秒キープ。
日常生活でできるポイント
- 睡眠をしっかりとる(22時〜2時の間に寝るのがベスト)
- 体を冷やさない(特に首と背中を温める)
- 甘いもの・冷たいものを控える(脾・肺の弱りを防ぐ)
最後に
花粉症の症状はつらいですが、体のバランスを整えることで、症状を和らげることが可能です。
少しずつセルフケアを取り入れて、春を気持ちよく過ごせるようにしましょうね。
気になる症状が続く場合は、いつでもお気軽にご相談ください。